第7回

今回は引越し大騒ぎ編  主人がケガをしてからは、生活の中でやはり“家”が問題のひとつでした。
それまでは公共住居のため手狭で、トイレも和式を簡易の洋式しただけで何かと不便でした。
なにより、お風呂が外にあったため、冬などとんでもなく不便で
いよいよ家を建てようと思い立ち、春先より土地を探し、友人の大工さんと共に間取りを考え、
銀行とも話し合いをくり返し(この時点ではかなり友好的)、
いよいよ住宅金融公庫を申し込む段階になり、銀行の話が180度変わり新築は無理!!
なにかひどく落ちこみました。主人が保証共会の団体保険には入れない
年金受給者は所得の面での問題があるようで、私も働いていない……
銀行のあまりの変わり様に(そりゃもう冷たいのなんのって)ショックで私がふてねしていたら
主人が中古の家を見つけてきたのです。今までになく主人の行動の早かったこと。
 築23年 5LDK 土地90坪 小学校まで徒歩5分 中学校まで徒歩2分
高校も10分ほどと土地条件は言う事なし。バス通りは目の前。見晴らし良し。
家の中も結構しっかりしてて、トイレを直して、クロスの張り替えを少々と
階段に手すりを付け、あれよあれよと新築から中古へ。
引越しも、9月か10月のつもりが6月末に。予定も何もあったもんじゃない。

     「我が人生 ジェットコースターの如し」

ゆっくりのぼって急に落ちて、またのぼり。思いっきり曲ってまた落ちて、今回は大ループ付き。
目の回る思い出ばかり。けど、終わってみると結構楽しかったりして。
バリアフリーではないけど、主人にも私にも子供たちにもやさしい住みやすい家です。
 近所にたまたま知り合いの方がいて、
「あの家が売りに出ているのは何かあったのですか?」と尋ねると、
何もなかった事、前の持ち主の方の事を教えて下さり、
「ずーっと買ってくれる人を探していたんだよ。何かの縁だねーェ」と
 確かに仲介業者の方も貸し家にでもしようとしていて、
たまたま主人からの電話で売ってもいいと言う事になり、
私も主人も一目で気に入り即「買います」と決め子供たちも大喜び。珍しく家族の意見が一致。
家を買うと決めてからも何かと縁を感じる事ばかり。
銀行に断られたのも、やっぱりこの家を買うための縁の始まりだったのかも…
引越して2週間。やっと平常どおりの生活になりつつ、まだまだこの広い家に戸惑いながらも
家族4人とペット多数、笑顔で暮らしております。