第5回
〜お父さんのリハビリ、そして驚異の回復力〜

リハビリは、退院後”家の周りを歩く程度”の指導だったのですが、
病院内のように平らな床を歩くような訳には行かず、砂利や微妙な段差など
ちょっとした事が、杖を使い、おぼつかない足取りの主人にはかなり不安があり
地元の病院でリハビリをすることになりました。
ただ、入院中の病院とは比べ物にならないほど古く、設備もかなり………
けど、人情はどこよりも温かくハートフルにリハビリさせていただいています。

リハビリの内容は、両足を温め、マッサージを受け、病院内をぐるぐる歩いたり、
階段を昇り降りしたりと、その日の気分でやっているようです。
最近はちょっとさぼりぎみ……。確かに、症状が固定してからは
現状維持のためのリハビリなのですが、主人も「これ以上望めないのに…」
と言いつつも、何もせずにいられないのも事実、リハビリと言う部分では、ぼちぼち状態です。
私が何か手助けをしてあげれば良いのでしょうが、主人の自主せいに任せています。

さて、驚異の回復力?ですが、もともと家族内では、宇宙人?と言うほど傷の治りが早く
ものすごい切り傷をして帰って来ても、次の日にはへっ?と思うほど
ピッタリくっついたりで絆創膏(ばんそうこう)いらず、薬いらずなのです。
もともと体は丈夫な人でこんなに暴飲暴食でいいの?と疑うほど不摂生なわりに
元気そのもの。それでも寄る年波には勝てず、近年血圧が高めで薬を時々飲んでるくらいで…
それも年一度、乗船前の健康診断に行ってわかる。
自覚症状ゼロ。今でもそうなんですが、自分の体調が分からないという変な人なのです。
機嫌が悪い?ひょっとして「どうしたの?」と聞くと、「わかんない」と……。
ねほりはほり聞くと、熱があったり血圧が上がっていたりと、周りをはらはらさせる事しばしば…

さすがに、今回のケガはダメージが大きかったようで、
1年たってやっと本来のパワーが戻りつつあるようです。
いつも、冬の間寒がりの私を”こばか”にしていた主人も、
今冬は、電気毛布の取り合い状態で「寒い」と言う事がわかったようです。

そうそう、驚異の秘密…?は、
毎日、何があっても欠かさず食べる「マグロの刺身」&主人の主動力「焼酎ビッグマン」
本当ならお酒なんて良くないのでしょうが、好きなものは好きで良しとしてあげてます。
この二つはきっとずーーっと続くし、そうしている間は、元気な宇宙人という事で。

今回は、メル友にお題をいただいて書いてみました。